卵毎日食べると目こうなります!

2025.07.31 加齢黄斑変性目に良い食べ物ブログ・症例実績

目にいい食材は「卵」だった?毎日1個で目の老化を防ぐ!

こんにちは、岐阜市の真鍋眼科、院長の真鍋です。
今回は、「目の健康のために毎日1個食べたい食材」についてお話しします。

「目にいい食べ物」と聞くと、ブルーベリーやルテインを思い浮かべる方も多いかもしれません。
実は、目の健康を守る上で、もっと身近で優れた食材があるんです。
それが──です。


なぜ卵が目にいいのか?

卵は「自然のマルチビタミン」とも言われるスーパーフード。
特に目の健康に欠かせない、以下の栄養素をバランスよく含んでいます。

卵に含まれる主な栄養素とその効果


「天然のサングラス」ルテインとゼアキサンチンが豊富

ルテインとゼアキサンチンは、目の中の黄斑部と水晶体に多く含まれる抗酸化物質で、紫外線やブルーライトによるダメージから目を守ります。

卵のすごいところは、

・ルテインとゼアキサンチンの両方を含むこと

・脂質と一緒に自然に摂取できるため、吸収率が非常に高いこと

実際、ある研究では「毎日卵を1個食べるだけで、ルテインは26%、ゼアキサンチンは38%も血中濃度が上昇した」と報告されています。


ほうれん草より卵の方が吸収されやすい?

ルテインはほうれん草などの緑色野菜にも豊富に含まれています。
しかし、ルテインは脂溶性(油に溶けやすい)なので、脂質と一緒でないと吸収率が下がってしまいます

卵は黄身に良質な脂質を含んでいるため、植物性食品よりも生体利用率(吸収効率)が約3倍高いとも言われています。


毎日1個でOK!どんな調理法でも大丈夫

ルテインやゼアキサンチンは加熱に強いので、

・ゆで卵

・目玉焼き

・卵焼き

・スクランブルエッグ

など、お好きな食べ方でOKです。無理なく毎日の食事に取り入れることができます。


卵を控えた方がいいケースもあります

ほとんどの方にとって卵は安全で健康的な食材ですが、以下の方は注意が必要です。

卵の摂取を控えるべき方

・高コレステロール血症や脂質異常症の方
 → コレステロールに敏感な体質の方は、医師の判断が必要です。

・糖尿病をお持ちの方
 → 一部で心血管リスク増加が報告されており、主治医にご相談ください。

・慢性腎臓病・透析中の方
 → タンパク質やリンの制限が必要な場合があります。

・卵アレルギーのある方
 → 摂取は厳禁です。

・重度の肝疾患の方
 → 高タンパク食が制限されるケースがあります。

これらに該当しない方であれば、1日1個の卵を取り入れるのは非常に効果的です。


ω3強化卵なら、さらに目に良い!

DHAやEPAといったω3脂肪酸は網膜細胞の機能維持に欠かせない成分。
青魚に多く含まれていますが、最近ではω3強化卵というタイプも市販されています。

可能であれば、そうした卵を選ぶことで、さらに目に良い栄養バランスが実現できます。


まとめ:目の健康のために、まずは「卵を1日1個」から


最後に

卵は、手軽で栄養価が高く、毎日続けやすい食材です。
まずは「1日1個」から、目の健康のための習慣を始めてみてはいかがでしょうか?