ルイボスティーは目にいい?眼科医が研究をもとに解説

2026.03.11 目に良い食べ物ブログ・症例実績

ルイボスティーは目にいい?眼科医が研究をもとに解説

今回はルイボスティーと目の健康の関係についてお話しします。

ルイボスティーは健康茶として人気があり、ノンカフェインで体にやさしい飲み物として知られています。普段から飲まれている方も多いのではないでしょうか。

実はこのルイボスティー、体の健康だけでなく目の健康にも関係している可能性があると考えられています。

今回は医学研究も交えながら、ルイボスティーと目の健康について分かりやすく解説します。


ルイボスティーとは

ルイボスティーは南アフリカ原産の植物から作られるお茶です。

ルイボスという植物の葉を乾燥・発酵させて作られています。この植物は南アフリカの一部地域でしか生育しないと言われています。

南アフリカでは昔から日常的に飲まれており、健康茶として親しまれてきました。

ルイボスティーの特徴は次の3つです。

・ノンカフェイン
・ポリフェノールが豊富
・ミネラルを含む

抗酸化作用があることから、肌の老化予防など美容目的でも人気のお茶です。


ルイボスティーの健康効果

ルイボスティーが健康に良いと言われる理由は、主にポリフェノールが豊富に含まれているためです。

特に有名なのが

アスパラチン(Aspalathin)

という成分です。

これは他のお茶にはほとんど含まれていない、ルイボス特有の成分です。

さらに

・ノトファギン
・ケルセチン
・ルテオリン

といったポリフェノールも含まれています。

これらの成分には

・抗酸化作用
・抗炎症作用
・血糖調整作用

などがあることが研究で報告されています。

そのため

・動脈硬化
・糖尿病
・関節炎

などの生活習慣病との関連も研究されています。また、神経保護作用の可能性も指摘されており

・アルツハイマー病
・パーキンソン病

などの研究も進められています。

こうした背景から、ルイボスティーは世界的に注目される健康茶となっています。


酸化ストレスと目の病気

ここで重要になるのが酸化ストレスです。

酸化ストレスが増えると体にさまざまな悪影響を与えますが、実は多くの目の病気にも関係していると考えられています。


白内障と抗酸化

白内障は、水晶体が濁ることで視力が低下する病気です。水晶体は本来とても透明な組織ですが、長年にわたり紫外線などの影響を受けることで活性酸素が増え、水晶体のタンパク質が変性して濁ってきます。

実際に、水晶体の中で酸化ストレスが増えることが白内障の進行に関係していることが多くの研究で示されています。

そのため体の抗酸化力を高めることが白内障予防につながる可能性があります。

研究では、ルイボスを摂取すると

・スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)
・カタラーゼ

といった抗酸化酵素の活性が増加することが報告されています。

これらの酵素は目の中にも存在しており、水晶体の透明性を保つために重要な働きをしています。

このためルイボスティーは、水晶体の健康維持に役立つ可能性があると考えられています。


緑内障とルイボスティー

緑内障は視神経が障害され、徐々に視野が狭くなっていく病気です。

多くの方は眼圧だけに注目しがちですが、実際には

・血流障害
・酸化ストレス

なども関係していると考えられています。

視神経は特に酸化ストレスの影響を受けやすい神経です。

ルイボスに含まれるポリフェノールには神経保護作用の可能性が報告されており、神経の炎症や酸化ストレスを抑える可能性があるとされています。


お茶と緑内障の研究

アメリカの研究では、ホットティーを飲む習慣がある人は緑内障と診断される割合が低かったという結果が報告されています。

この研究では、ホットティーを飲む人は

緑内障の診断リスクが約74%低い関連

がみられました。

興味深いことに

・コーヒー
・アイスティー

ではこの関連は見られませんでした。

原因は明確ではありませんが、お茶に含まれるポリフェノールなどの抗酸化成分が関係している可能性が指摘されています。

ルイボス単独の研究ではありませんが、お茶を飲む習慣は目の健康にも良い可能性があります。


ルイボスティーは緑内障の方にも飲みやすい

ルイボスティーの大きな特徴は

ノンカフェイン

であることです。

カフェインは一時的に眼圧を上げる可能性があることが研究で報告されています。

そのため緑内障の方の中にはカフェインを控えている方もいます。

その点、ルイボスティーは

・カフェインなし
・眼圧への影響が少ない
・夜でも飲める

というメリットがあります。

さらに

・胃にやさしい
・妊娠中でも飲める

という特徴もあります。


加齢黄斑変性との関係

加齢黄斑変性症は、網膜の中心である黄斑が障害される病気です。

この病気でも酸化ストレスが影響します。

予防としては

・ルテイン
・ビタミン
・亜鉛

などの栄養素の摂取が推奨されています。

ルイボスティーには

・ミネラル
・ポリフェノール

が含まれており、抗酸化作用を持つことから網膜の健康にも役立つ可能性があります。


ルイボスティーとドライアイ

2019年の研究では、ルイボス抽出物を摂取すると

涙液分泌が増加した

という結果が報告されています。

研究では

E6CG(エリオジクチオール-6-C-グルコシド)

という成分に注目しています。

この成分は涙腺のムスカリン受容体という場所に作用し、涙の分泌を促す可能性があるとされています。

研究では

・涙液分泌増加
・唾液分泌増加
・皮膚乾燥の改善傾向

が報告されています。

そのためルイボスティーはドライアイ改善にも役立つ可能性があります。


ルイボスティーの選び方

おすすめは

オーガニック(有機栽培)ルイボスティー

です。

さらに

・ルイボス100%
・香料なし

のシンプルなものがおすすめです。

飲み方としては

ホットで飲むのがおすすめ

です。

ポリフェノールなどの成分は温度が高い方が抽出されやすいと考えられているためです。


ルイボスティーの注意点

ルイボスティーは安全な飲み物ですが、飲み過ぎには注意が必要です。

ミネラルが多く含まれるため

・下痢
・腹痛

などの症状が出ることがあります。

特に

腎臓病でカリウム制限がある方

は注意してください。

目安としては

1日1〜2杯程度

がおすすめです。


まとめ

今回のポイントをまとめます。

① ルイボスティーはポリフェノールが豊富な健康茶
② 抗酸化作用は目の病気にも関係する可能性がある
③ お茶を飲む習慣は緑内障リスクと関連する研究がある
④ ルイボス成分は涙分泌を増やす可能性がある
⑤ ノンカフェインで飲みやすい

ただし、ルイボスティーだけで目の病気を治すことはできません。

目の健康を守るためには

・バランスの良い食事
・適度な運動
・十分な睡眠
・定期的な眼科受診

などの生活習慣が大前提です。

ルイボスティーは、日常生活の中で無理なく取り入れられる健康習慣の一つと言えるでしょう。