■ アレルギー性結膜炎
症状に応じて抗アレルギー点眼薬・内服薬やステロイド点眼薬、目の周りの軟膏を使い分けて、目の状態を的確にコントロールします。さらにアレルギー採血検査により原因となるアレルゲンを調べ、根本的な対策もサポートしています。
スギやダニなどに対する舌下免疫療法にも対応しており、根本治療も可能です。毎年繰り返すつらい目の症状でお悩みの方は、ぜひご相談ください。
症状に応じて抗アレルギー点眼薬・内服薬やステロイド点眼薬、目の周りの軟膏を使い分けて、目の状態を的確にコントロールします。さらにアレルギー採血検査により原因となるアレルゲンを調べ、根本的な対策もサポートしています。
スギやダニなどに対する舌下免疫療法にも対応しており、根本治療も可能です。毎年繰り返すつらい目の症状でお悩みの方は、ぜひご相談ください。
これまで、アレルギーの検査は注射で採血を行う方法が一般的でした。
しかし当院では、指先からの少量の採血で行える先進的な検査法を導入しています。注射が苦手なお子さんにも負担が少なく、わずか20分ほどでアレルギーの原因となる8種類のアレルゲンが測定可能です。保険診療で受けていただけます。
ヤケヒョウヒダニ ネコ皮膚 イヌ皮膚 シラカンバ(属)ヨモギ
カモガヤ ブタクサ スギ
View39とは一度の少量の採血により、39種類の主要なアレルゲンに対する特異的IgEの測定を行うことができる検査法です。
ヤケヒョウヒダニ ハウスダスト1 ネコ皮膚 イヌ皮膚 ガ
ゴキブリ スギ ハンノキ(属)シラカンバ(属) カモガヤ
オオアワガエリ ブタクサ
ヨモギ アルテルナリア(ススカビ) アスペルギルス(コウジカビ)
カンジダ
マラセチア(属) ラテックス 卵白 オボムコイド ミルク 小麦
ソバ 米 エビ
カニ 大豆 ピーナッツ 鶏肉 牛肉 豚肉 マグロ サケ サバ
キウイ リンゴ バナナ ゴマ
「何に反応しているのかわからない…」という方におすすめです。
1回の採血で多くのアレルゲンが分かるので、効率よく原因を探すことができます。アレルゲンを特定することで、より的確な点眼治療や舌下免疫療法につなげることができます。
舌下免疫療法とは、舌の下にスギ花粉やダニの成分を少しずつ体内に入れることで、スギ花粉症やダニによるアレルギー性鼻炎に対する反応を緩和しながら、治していく新しい治療法です。
この治療は、従来はアレルゲン(アレルギー物質)を含む治療薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」が主でしたが、治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で服用できるようになりました。
現在、スギ花粉による花粉症とダニによるアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法が保険適応となっております。
治療は3~5年は継続する必要があり、正しく治療が行われると、スギ花粉症の場合は初めてのスギ花粉飛散シーズンから、ダニアレルギー性鼻炎の場合は治療を始めて数か月後から効果が期待され、年単位で継続することで最大の効果(およそ80%)が得られると考えられています。
ただし、すべての患者様に効果が期待できるわけではないことをご了承ください。
「シダキュア錠」は5歳以上の方が対象となります。
ダニ「ミティキュア錠(鳥居薬品)」、「アシテア(塩野義製薬)」の2種類があり、いずれも5歳以上の方が対象となります。
※ご注意:薬を1分間舌下に含んだまま保持しなければいけないため、小児の場合、治療が可能かをまずは医師にご相談ください。高齢者の方も適応外ではありませんが、65歳以上の方は治療効果が弱まることが予想されます。
1日1回、舌の裏にお薬を1分間含んだあと飲み込みます。
通院は、約1か月に1回、おおむねまず3年間行うのが基本です。だんだん症状が軽くなり効果のある方は5年以上続けることで、治療終了後も長期にわたり症状をおさえ、また症状が完全におさえられない場合でも、症状を和らげ薬の使用量を減らすことが期待できます。
・スギ花粉
新規で治療開始できるのは6月~12月です。スギ花粉が飛散する1月~5月末までは新規での治療開始は副作用の懸念から行えません。
・ダニアレルギー
一年中、いつでも始められます。
STEP.1
事前検査・治療説明治療を受けるためには、スギ花粉、ダニに対する事前検査が必要です。
検査を受けたことがない方は、当クリニックを受診の上、血液検査を行っていただきます。当クリニック以外で1年以内に検査を受けたことがある方は、その結果用紙を持参してください。
おおまかな治療の流れの説明と血液検査を受けて、この日は終了です(ただし、1年以内の血液IgE検査結果をお持ちの方は、当日に初回治療スタートが開始可能です:STEP.2をご参照ください)。
STEP.2
初回投与日血液検査結果と舌下免疫療法についての説明を受けたあと、最初の投薬はクリニックで医師および看護師の指導のもと、ご自身で行っていただきます(ただし、血液検査でスギやダニのIgE抗体が陽性でなかった方は対象となりません)。
投与した後は30分間、副反応などの様子をみるために待合室でお待ちいただきますので、初回投与日は時間に余裕のある日に来院してください。(午前は11時15分、午後は17時15分ごろまでにお越しください。)
STEP.3
定期処方経過観察とお薬の処方のため、1か月に1回、通院していただきます。
➀β阻害薬使用中の方
②妊娠中の方、授乳中の方、65歳以上の高齢者
③不安定な喘息を患われている方
④以下のご病気を患われている方(悪性腫瘍、自己免疫疾患、免疫不全症、重い心臓の病気、肺の病気・コントロールの悪い高血圧症、慢性感染症)
⑤ステロイド薬・抗がん剤使用中の方
まぶたの脂や汗の分泌腺に炎症が起き、赤く腫れ、まばたきや指でおしたときの圧迫で痛みを感じ、充血、目ヤニ、しこりができる病気のことです。
細菌感染が原因で起こることが多く、疲れやストレス、目をこする癖、不衛生なコンタクトレンズの使用などが関係します。自然に治る場合もありますが、繰り返す時や長引く時は、点眼・軟膏や切開が必要なことがあります。
感染を伴わないまぶたの炎症で、まぶたにしこりのような白っぽい塊ができて腫れることを霰粒腫といいます。
初期症状としては、まぶたが腫れたり痛みがあります。数種間から2ヶ月位で自然に治ることが多いですが、炎症が長引いたり、しこりが残る場合は日帰り手術も可能ですので、お気軽にご相談ください。
アデノウイルス感染によって起こる結膜炎です。感染力が非常に強く、はやり目の人が目を触った手で物を触り、他の人がそれに触って目を擦ったりすると高い確率でその人も感染してしまいます。
空気感染をすることはありません。夏に発症する方が多く、成人も含めて幅広い年齢でかかります。流行り目は治ったあとも、目がかすんだり見えにくくなる後遺症が残ることがあります。早めの診察と、しっかり治すことが大切です。
はやり目には、特効薬はありません。そのため、治療は症状を和らげ、二次感染を防ぐことを目的とします。
症状の程度や個人の免疫力によって異なりますが、一般的には1~3週間程度で改善します。
はやり目は感染力が非常に強いため、以下の点に注意して感染拡大を防ぎましょう。